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創幹 2026

櫻井 勇輝

昨年から開発と検証を重ねてきた「あだち脳活ラボ」のスタンプラリーを、1月末にリリースします。 この取り組みは、「運動は認知症予防に良い。アプリを使って高齢者に運動を訴求できないか」という現場の意見から始まり、アイデア段階から足立区とディスカッションを重ねながら設計してきたものです。

どの程度使われるのか、どのような不足や想定外の事態が起きるのかは、実際にやってみないと分かりません。そのような不確実性がある中で、本取り組みに一緒に挑戦していただいた足立区には、改めて感謝したいと思います。

実際に形にするまでには、およそ半年の時間を要しました。時間もコストもかかっている分、お互いにとって「失敗できない」状況になってしまっているのが現状です。

本来目指したい姿は、アイデアを実装して現場に投下し、試行錯誤を重ね、それでもうまくいかなければ終了する──というサイクルを、高速かつ同時多発的に回し、ヒットしたものを大切に育てていくことです。このやり方では一定の失敗コストは発生しますが、足立区にとどまらず、2自治体、3自治体へと展開していくことで、その原資を確保していきたいと考えています。今年は、まずは2自治体目を受注し、リリースし、多くのアカウント登録が行われるところまで持っていくことを目標とします。

そのための開発方針として、まずプロトタイプを作るまでの時間については、AIの登場により、これまで以上に高速で回せる手応えを掴むことができました。オフィスにこもって作り込む時間よりも、現場で一緒に試行錯誤しながらブラッシュアップしていく時間を、より多く確保していきたいと考えています。営業力やフィールドでのホスピタリティ、現場との信頼関係づくりといった能力が、これまで以上に重要になるフェーズに入ったと感じています。

そして、最も重要なのは、職員の皆様が安心・安全に使える環境を提供することです。特に、実業務ではほぼ必須となる機密情報の取り扱いがあるため、非機能要件を確実に満たすことは絶対条件です。ここで足元をすくわれることがないよう、この領域については妥協せず、しっかりと守り、必要な実装を続けていきます。

以上を今年の所信とし、脳活ラボの検証と実装を、現場と共に積み重ねていきます。

櫻井 勇輝